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【ミドル編】

【BRAVIA】6畳間にジャストフィットの最強モデル!KJ-43X80Lの魅力とは?【43インチ】

テレビの買い換えを検討中の皆さま。
2023年の新モデルも、そろそろ「新」ではなくなってきましたね。
年末~年度末決算(3月が多い!)にかけて、○○キャンペーンとか○○セールとか、量販店も色々仕掛けてくるでしょう。
売る気満々です。


ここらで、ソニーの2023年のラインナップについてまとめていきましょう。
どこのメーカーもですが、同じような型番が続いて分かりにくいことこの上ない。
X80LだのX90Kだのややこしい。
一体何が違うのか?


この記事でご紹介するのは、X80Lシリーズ
サイズ展開は43インチ・50インチ・55インチ・65インチ・75インチ・85インチと幅広く、ソニーのスタンダードモデルです。
言い方を変えると、いちばんグレードの低い4Kテレビです。
わたしが他の記事で力説しております認知特性プロセッサー「XR」は搭載しておりません。
倍速機能もなし。
よって、プレステ5のフレームレート120fpsにも対応いたしません!


ダメじゃん。
て思いました?
ソニー以外のメーカーでこのスペックだと、確かにダメかもしれない。(レ○ザの43C350Xとかシ○ープの42DJ1とか)
でもね、そこは腐ってもソニーですよ。
ぜんっぜんダメじゃないんです。
ただし、43インチ限定!
条件さえ合えば、KJ-43X80LはなかなかGoodなのです。


まず倍速問題ですが、画質設定をいじるとやや解決します。
【設定】から【画面と音声】→【画質】→【動き】の項目を開きます。
ちなみにリモコンの【ホーム】ボタン長押しで設定までひとっ飛び。


【動き】の項目から【モーションフロー】を開き、【カスタム】を選択して【なめらかさ】を【最強】に。
【シネマドライブ】を【高】に。
それぞれ設定を変えます。
【くっきりさ】は触れなくてOK
これでまあまあ気にならなくなります。

 

倍速機能とは
テレビ局から送られてくる信号は、1秒間に60枚の静止画。
連続した静止画を表示することで、わたし達には動いているように見えているのです。
そう、パラパラ漫画と同じです。
倍速機能のあるテレビは、この60枚の静止画を120枚に増やします。
元々はない画ですが、「多分こんな感じ!」とテレビが自分で作るのです。
賢いですね。
秒速60コマのパラパラ漫画が秒速120コマにパワーアップするのですから、動きは断然なめらかになります。


X80Lには倍速機能がありません。
秒速60コマでは追いつけない動きになると、不自然にカクカクしたり、残像感が気になったりします。
そこで、モーションフロー。


元コマを倍に増やすことは出来ないので、代わりにLEDをオフにした黒画面を挿入します。
元コマの表示時間を半分にして、黒画面を入れていきます。
元コマ▶黒画面▶元コマ▶黒画面▶元コマ…ていう感じ。
これにより、1コマの表示時間が秒速120コマの時と同じになるという理屈。


少々強引ですが、これがなかなか効果あるんですよ。
わたしは「なんちゃって倍速」と呼んでいます。
でもそれも、43インチまで。
画面サイズが大きくなると、動きの振り幅も大きくなるので補い切れません。


「なんちゃって倍速でとりあえずOK!」というあなた。
43X80Lのいいところ、もっと知りたいでしょ?
はい。ありまーす。
高視野角・高輝度・色鮮やか
三拍子揃っております。
被写体の輪廓もくっきり。
ずば抜けてリアルです。
売り場で確認してみて下さいね。
視野角の広さもね。
40~43インチ界隈で、横から見ても白っぽくボケないのは、有機ELかソニーの43X80Lくらいのものよ。


発色の美しさにも注目してほしい。
見て頂きたいのは、明るさもそうですが、特に光の三原色のバランス
光の三原色とは、LEDの光源を波長変換することで抽出される赤・緑・青の光。テレビに映る全ての色はこの3つの色の組み合わせから出来ています。
他メーカーのテレビでは、三原色+(不要な)黄色の要素がかなり見られます。
カープのユニフォームとか肌色とか木目とか見比べて、43X80Lの自然なカラーに気づいてね。

 


音は、、、まあ普通かな。
特に難なくクリアに聴こえますが、XR搭載モデルのような圧倒的な臨場感とか立体感はないです。
もちろん、他メーカーの廉価モデルよりははるかにいいですよ。あくまでもソニー比です。


音の設定で好評なのは、ダイアログエンハンサー
人の声だけ大きく聴こえるように設定出来ます。
こちらも【設定】から【画面と音声】→【音質調整】→【ダイアログエンハンサー】と開いていきます。
クリアボイスとかはっきり音声系の設定は他メーカーのテレビでも見かけますが、実際に使ってみても「???」なこと多くないですか?
ソニーはちゃんと機能しますよ。
驚きの聴き取りやすさを、お試しあれ!


スタンダードモデルですが、いっちょ前にイコライザーもいじれます。

125Hz
250Hz
500Hz
1kHz
2kHz
4kHz
8kHz

7つの周波数を、+12(最大)⇄-12(最小)の間で上げたり下げたり出来ますよ。
周波数の数字が小さいほど低音、大きいほど高音になります。
元のスピーカーがそんなに大きくなく、サブウーファーも内蔵しておりませんので、劇的な変化はないですけども。
多少自分好みにカスタマイズ可能。


注意点としましては、ソニーのカタログにはあたかも「ドルビーアトモス対応」のような記述がありますが、対応していません!
型番がKJで始まるモデルは、テレビ単体ではドルビーアトモスに対応していません。
ドルビーアトモス対応のサウンドバーなりホームシアターなりを接続した時に、ちゃんとドルビーアトモスの信号を送れるよ!という意味です。


デザインは、最近のテレビらしくシンプル&コンパクト。(幅964・高さ630・奥行284 mm)
フレームも細いです。
スタンドはこんな感じ。直角!

2本のスタンドの間に、横幅73cm×高さ7cmの程よいスペースがあります。
ここにブルーレイレコーダーを設置してもよし。
小さめのホームシアターを設置してもよし。
BOSEのサウンドバーTV SPEAKERなんかも、気持ちよく収まりますよ。


スマートテレビとしても優秀で、Google TVを搭載。
Google TVとは、Android TVの進化版で、開発にはソニーも関わっています。
Android TVでも十分便利でしたが、より便利に使いやすくなりました。
Android TVでは、検索の範囲がインストールしているアプリからのみでしたが、Google TVでは、もっと多くのソースから検索結果を得ることが出来るようになっています。

 

Android TVと同じく、Googleアカウントでログインすると、Google Playストアで自由にアプリをダウンロード出来るようになります。
スマホと同じように、自分でアプリを選べるのがいいですね。
テレビを購入後に新しいアプリがリリースされても、独自OSのテレビ(パナソニック、レグザ、ハイセンスなど)よりもスピーディーに追加されます。
独自OSのテレビでは対応していない、ニッチなアプリがあったりもします。


ミラーリングキャストにももちろん対応。
AndroidでもiPhoneでもOKですよ。


どう?
よさげでしょ?


「フレームレート120fpsに対応しなくていいから、ソニーの43X80Lでプレステ5をプレイしたい!」「ソニーのテレビでゲームがしたい!」というソニーファンの方もいらっしゃるでしょう。
そういう方のために、ゲームモード選択時にはちょっといいことがあります。


リモコンの【操作】ボタンを押すと、【残像低減】【ブラックエコライザー】【クロスヘア】の設定が出来るようになっています。
これらはプレステ5に限らず、HDMI3または4にゲーム機を接続し、ゲームモードを選択すると使えます。


【残像低減】
黒画面をよりたくさん挿入して、元コマの表示時間を絞っていきます、
そのためチカチカしますが、コマとコマが連なっていた時には消せなかった残像感は低減します。

【ブラックエコライザー】
簡単に言うと、黒を薄くします。
明暗のコントラストは薄っぺらくなりますが、暗部を明るくすることで、闇に潜む敵キャラなんかを早く見つけることが出来ます。

【クロスヘア】
FPSゲームで銃を使う時の照準(十字線)を表示させることが出来ます。
クロスヘアのタイプは6パターンあり、好みで選べます。

 

他にも便利機能として、スマホのLINEアプリを使った「ブラビアみまもり」も要チェック。
ゲームのプレイ時間やネット動画の視聴時間を、外出先からでもチェック出来ます。
更にテレビ画面にメッセージを送ったり、使用を制限したりが可能。
子供達のやりたい放題にはさせません。

 

プレステ5の120fpsにさえ拘らなければ、ホントにいいモデルなのです。
ソニーのテレビでは久しぶりにMADE IN JAPANでもありますし。(KJ-43X80L・KJ50X80Lのみ)


これでお値段もお手頃なら言うことないのですが。
他メーカーの43インチ/倍速なしモデルと比較すると、明らかに高い。
店頭でも、レグザの上位モデル43Z670Lと同じくらいの値段だったりしますよね。
ソニーはなぜこんなに強気なのか?
それは、店頭で実機を見れば分かります。
一目見て「ああ、なるほど。際立ってるわ」と納得させられますよ。


カタログスペックと価格だけ眺めていても、頭でっかちになるだけ。
どうぞ、テレビ売り場にお出かけ下さいませ♪

 

ネット購入もあり!


 

 

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