喋りすぎる猫

✤ミドル編✤

死なないように生きていく

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今年で53歳になります。
50代って。
イヤーな響きだわ。
これが60代になると、まだまだ若いシニアって感じで、また持ち直す気がするの。
でも50代は駄目。
ゴジュウっていう語感がもう、なんか汚ない。
壮年期の終わりに、煮詰まって乾いてこびり付いてるイメージ。
ひどい言い方だけど、己のことですからご容赦くださいね。


50代を過ごすうちに、今後の人生のテーマが決まりましたので、ここに記しておきます。
「死なないように生きていく」です。
これは、うっかり事故や事件で死なないよう、細心の注意を払うという意味ではありません。
「命があるうちは、自分で自分を生かし続ける」という、一見ささやかで、実は難易度が高い目標です。


わたしの母は、先月80歳になりました。
まったく元気ではありせん。
要介護4の寝たきり老人です。
施設(特別養護老人ホーム)と病院を行ったり来たりで、本人も楽しくないでしょう。
最近は認知症も進行し、ぼんやりしている時間も増えました。


健康には無頓着だった母は、10代の頃にタバコを覚え、70代後半で心不全で緊急搬送されるまで、ずーっと喫煙者でした。
吸えなくなる直前まで、KENT(6mm)の箱を手放しませんでした。
その結果。
肺気腫。
からの心不全。
母は、呼吸すら自力で出来なくなったのです。
鼻カニューレ(酸素マスクの鼻だけのやつ)を常に装着し、誤嚥性肺炎や風邪が命取りになる危険な状態が常態化しています。


タバコが吸えなくなって2年以上経ちますが、一度ボロボロになった肺は二度と元には戻らないそうですよ。
おっそろしい話です。
ヘビースモーカーが2人もいる家から、20歳そこらで脱出出来て本当によかった。
喫煙者のそばで暮らすというのは、副流煙で呼吸するようなもんじゃないかしら。
副流煙って、喫煙者本人が吸い込む主流煙よりも、ニコチンとかタールとかの有害物質を多く含むんですってよ。


それでも、肺気腫と心不全だけでは寝たきりまでにはなりません。
母は坐骨神経痛を長年放置した挙句、おぼつかなくなった足取りで転んで腰骨を折ったのです。
年齢的にリハビリも厳しく、結局二度と立ち上がれなくなりました。
もちろんトイレにも立てませんから、オムツ。
やれやれです。
可哀想なんだけど、自業自得な部分もあるでしょ。


母の姿を見て、健康寿命について深く考えるようになりました。
長生きして、30年後の積み立てNISAにニヤニヤしたいのですが、ボケたり寝たきりだったりでは面白くない。
ピンシャンした婆さんでいたいのよ。
母なんて、大昔だったらとっくに死んでるよね。
と正直思います。
まあわたしも、帝王切開で子供産んでますから、大昔だったら死んでるんですけど。
そこ生き延びたんだから、あとはこのまま健やかに歳を取りたい。


2025年時点の日本人の健康寿命は、男性がおよそ72~73歳、女性がおよそ75~76歳と推計されているそうです。
対して平均寿命は、男性がおよそ81.09歳、女性が87.13歳とのこと。
健康を失った状態で寿命まで過ごす期間が、女性だと11~12年あることになりますね。
可能な限りダメージを抑えて、この最後の期間を生き抜きたいと考えております。


まず、最後まで自分の脚で歩きたい。
脚を動かさなくなると、当然筋力は落ちるし、身体全体の血の巡りが悪くなります。
「ふくらはぎは第二の心臓」ってよく聞きますよね。
歩行などの筋肉の収縮により、血液を心臓に戻すポンプのような役割をふくらはぎはしているのです。
だから、自分の脚で歩くのすごく大事!


それから、歯。
自分の歯をキープし続けたい。
歯周病がじわじわ進行中ですが、全力でこれを遅らせたい所存。
歯周病菌の毒素が脳に侵入し、認知症のリスクを高めるとかいうのもコワイじゃないですか。
歯磨きの度に歯茎から出血があり、絶望していましたが、シュミテクトの高いやつと歯間ブラシで改善しました。
フッ素パワーで、奥歯の知覚過敏も我慢できる程度にまで緩和。
冷たいものや熱いものを、泣きながら食すということもなくなりました。
あとは、そうね。
めんどくさいけど、そろそろ次のクリーニング(歯石除去)の予約入れなきゃね。


で、最もむずかしいのがこれ。
これ以上太らないこと。
自分で分かってるの。
食生活がとんでもなくだらしない。
ジェミニに相談しても、ダイエットが続かない。
今朝もセブンのエビグラタンと鮭ハラスおにぎり、菓子パンを食べてしまいました。
夫が買ってきたんです。
わたしが食べたいって言ったら、夫がホントに買ってきたちゃったんです。
これからプリンも食べる。
夜は炭水化物を控えますね。
ビールもキリンの糖質0にします。


食欲があるから健康というべきか。
不健康な食生活というべきか。
多分後者。
若い頃と比べると、1度に食べられる量は減りましたけど、その分運動量も減ってますから。
差し引きすると、痩せないんでしょうね。
これで立ち仕事じゃなかったら、今頃きっともっとひどい有様だったはず!

 

ポジティブでいることも、心身の健康に多くのメリットがありそうです。
わたしは結構ヤバめの展開でも、無意識に自分に都合のいいように組み立て直すことが出来るのですが。
この変換テクニックが、生きていく上でものすごく役に立つんじゃないかと思っています。

 

自己中と紙一重のポジティブだけど、いいんです。
これも精神的に死なないための、自己防衛本能かもしれません。
「人生百年時代」だって、真に受けちゃう。
自分が百まで生きることを、信じて疑わないのがわたし。
そして口走る。
弱っていく母を見て、健康寿命について考えることが出来たわたし、運がいい。


「死なないように生きていく」
わたしのこの野望は、果たして達成されるでしょうか。
「ママはおばあちゃんになっても、相変わらず楽しくやってる」と、娘を安心させることが出来るでしょうか。