2025年春。
家電量販店のテレビ売り場には、各メーカーのおすすめモデルがずらりと勢揃いしています。
サイズも最大110インチ!
久しぶりに足を運んだ人なら、テレビの種類の多さにびっくりされるでしょうね。
この記事では、「テレビは有機EL派!」の人向けに、ソニーのおすすめモデル XR80シリーズのご紹介をしております。
現行のBRAVIA全機種にも軽く触れておりますので、テレビ選びの参考にして頂けると嬉しいです。
(32インチは除きます)
BRAVIAのラインナップ(2025年4月現在)
まずは、BRAVIAの2024年モデル、継続モデルについて。
4K OLED(有機EL)
BRAVIAの有機ELと言えば、量子ドット(QD-OLED)
2022年に発売されたA95Kシリーズが終了し、A95Lシリーズに引き継がれました。
前モデルよりもピーク輝度が200%アップ、より色鮮やかになりました。
これは比較すると誰でもはっきりと分かるレベル。
正直もうコワイくらいです。
こんなに艶やかに色彩豊かに輝くテレビは未だかつて見たことがありません。
ですから、値段も相当ですよ。
店頭価格は55インチで60万円、65インチで70万円くらいします。(税込み)
A95Lは別格として、事実上の主力となるのが、A80Lの後継機 XR80シリーズでしょう。
BRAVIA8(ブラビアエイト)って呼んでね、とのことです。
こちらも前機種A80Lよりピーク輝度が最大120%アップ。
元々4色ピクセル(RGB+W)特有の見通しのよい明るさを持っています。
特筆すべきは、わたしの大好きなソニーの認知特性プロセッサー「XR」が進化していること。
よりソニーらしい精細感が増しております。
進化版「XR」が搭載されているのは、このBRAVIA8と、BRAVIA7・BRAVIA9のみ。
上で挙げたA95Lシリーズには非搭載となります。
4K Mini LED(ミニLED液晶)
圧倒的高輝度、高コントラストを誇ったソニーのミニLEDモデル X95K・X95Lシリーズも、XR90シリーズに生まれ変わりましたよ。
新たなフラッグシップモデル BRAVIA9(ブラビアナイン)として堂々君臨します。
進化版「XR」を搭載し、X95Lシリーズと比較してピーク輝度が最大150%アップ。
バックライトの分割数も最大3倍に向上し、より豊かな色域を得ています。
スピーカー部分もビームトゥイーター(上方)が追加されました。
そして。
当然お高い。
65インチで60万円、75インチで70万円、85インチで100万円くらいします。(税込み)
そこで登場しましたのが、BRAVIA7(ブラビアセブン)/XR70シリーズです。
こちらはX95Lとほぼ同等の輝度を持ちながら、パネル表面の加工がちょっと惜しい。というモデルです。
悪い言い方をすると廉価版ですね。
X95K・X95Lに見られた視野角の広さがありません。
横から見ると白くなっちゃう、あの感じです。
その分お値段は少し控えめ。
ざっくりとですが、55インチで30万円、65インチで40万円、75インチで50万円、85インチで60万円くらいです。(税込み)
4K 液晶
XRJ-50X90Kは継続。
55/65/75X90Lは終了です。
いわゆる普通の液晶テレビ。
かつては直下型LEDというだけでプレミアムなモデルになれたのに。
時代は変わりましたね。
とは言え、無敵のプロセッサー「XR」を搭載しておりますので。
BRAVIAのラインナップにおいて地位が低いというだけ。
他メーカーの上位モデルと互角に戦える十分なポテンシャルを秘めたモデルです。
X80L・X85Kシリーズも継続。
どちらも「XR」非搭載モデルです。
X80Lシリーズは「倍速なし」ですが、モーションフローを「強」に設定することでかなり改善されます。
「オート」でもほぼ気になりません。
視野角が広く、色濃いめのはっきりくっきり系。
売り場でかなり目立ちますよ。
X85Kシリーズは「倍速あり」
4K120fpsとVRRに対応しておりますので、プレステ5ユーザーならこちらがおすすめ。
視野角は広くないですが、X80Lよりも繊細な階調表現が出来ます。
画質は好みが別れるところでしょうね。
以上、2025年春のBRAVIA一覧でした。
絶対的王者A95Lを担ぎ、BRAVIA9・8・7が牽引していく形です。
BRAVIA8/XR80に注目!!
では、BRAVIA8/XR80シリーズにスポットを当てていきましょう!
BRAVIA的には2番手の有機ELモデル扱い。
ですが!
それはあくまでBRAVIA内での順位。
このBRAVIA8は、実は他メーカーのトップモデルに匹敵するモデルなのであります。
プレステ5にももちろんオススメ。
Perfect for PlayStation(R)5対応モデルです。
BRAVIA8/XR80シリーズってどんなテレビ?
ホワイトOLEDを採用した有機ELテレビ。
白く発光する有機EL素子をカラーフィルターで発色させます。
ピクセルの構成はRGB+W(赤緑青+白)の4色。
白エリアでは4色を同時に発光させるので、クリアな明るさ表現が得意です。
色彩輝度(色そのものの明るさ)の高さにも定評があり、有機ELテレビでは難しい自然な光を感じる画(え)作りを実現しています。
白いエリアをこれ見よがしに発光させるマイクロレンズの明るさとは、リアルさが違うんですよ。
ソニー独自の超解像技術により、曖昧になりがちな細部や暗部、背景の描写も驚くほど精細に。
とはいえ、精細感なら他メーカーの有機ELモデルだって最近では負けてはいないですよね。
わたしも常々、目を皿のようにして見比べていますが、液晶ほど分かりやすい差があるようには思えません。
では、何が違うのか?
階調表現の細やかさ。
ピーク輝度の高さではなく、的確さ。
認知特性プロセッサー「XR」による、被写体に対する認識力の高さ。
このあたりでしょうかね。
他メーカーのモデルの、パッと見の明るさに惑わされることなく比較してみて下さい。
どっちが明るいか、ではなく。
どっちがリアルか。
音響は、ソニーの初代有機ELモデル以来大好評の、画面が振動するアレ。
Acoustic Surface Audio+(アコースティックサーフェス オーディオプラス)となっております。
実用最大音出力は50wで、パナソニックの最上位モデル Z95Aシリーズの3分の1程度の数値ですけどね。
そこはソニーですから。
勿論デジタルアンプのめちゃくちゃいいのを仕込んでありますよ。
是非、店頭で聴き比べて頂きたいのです。
音の立体感とは何か?
どうぞご自身の耳で、ご体感下さいませ。
この画音一体の隙のない仕上がりは、「有機ELだから」「アコースティックサーフェスだから」というよりも。
認知特性プロセッサー「XR」の力によるところが大きい。
「XR」が目指すのは、とにかくリアルであること。
「XR」搭載BRAVIAは、人間の目が見るように、人間の耳が聴くように、映像と音をテレビで再現しようとしているのです。
BRAVIA8/XR80シリーズの進化ポイント
前モデルA80Lから、どこが進化したのでしょう?
ざっとまとめてみましたよ。
・ピーク輝度が120%アップ→より高コントラストでリアルな映像に!
・認知特性プロセッサー「XR」がさらに進化→「顔」と「顔のようなもの」をしっかり識別。緑色検出強化により、木を認識することで木の精細感がアップ。自然の風景などが、よりリアルに!
・ボイスズーム2からボイスズーム3にアップデート→人の声のみをより正確に絞り込めるようになりました!
・スタジオ画質モード(Studio Calibrated)を追加→Netflix・Amazonプライム・SONYピクチャーズコアのコンテンツを、製作者の意図に沿った画質で再現。
・BRAVIA Connect アプリ対応→スマホのアプリでテレビを操作出来ます。 ※ホームシアター(対応機種)も操作出来ます!
・スタンドデザインが3wayから4wayに→スタンドを内側に設定時でもサウンドバーを乗っけて設置することが出来ます!
・WiFi 6に対応
・ECOメニューがアップデートされました!
・A80Lよりもちょっぴりスリムになって、壁掛け設置時の隙間が約30%縮小されました。
K-55/65/77XR80 基本仕様
【サイズ】
55XR80シリーズ
幅 1223mm
高さ 732mm/サウンドバースタイル786mm
奥行 248 mm
重量 18.0kg
65XR80シリーズ
幅 1442mm
高さ 855mm/サウンドバースタイル909mm
奥行 248 mm
重量 23.2kg
77XR80シリーズ
幅 1713mm
高さ 1012mm/サウンドバースタイル1066mm
奥行 405 mm
重量 34.0kg
【倍速機能】
XR OLED モーション(倍速駆動)
【チューナー】
BS 4K/110度CS 4K × 3
地上デジタル × 3
BSデジタル/110度CSデジタル × 3
【スマホ連携】
AirPlay 2
Chromecast built-in
ブラビアみまもり
※LINEアプリを使用
【スマートスピーカー連携】
Google アシスタント
Amazon Alexa
【接続端子】
HDMI端子 × 4
*ARC対応
*HDMI2.1規格対応機能 eARC対応・VRR・ALLM・4K/120fps
USB端子 × 2
光デジタル音声出力端子 × 1
LAN端子 × 1
ヘッドホン出力端子 有り
【スピーカー】
アコースティック サーフェス オーディオ プラス
アクチュエーター × 2
トゥイーター × 2
サブウーファー ×1
実用最大出力(JEITA)
55/65XR80 50w(10 + 10 + 10 + 10 + 10)
77XR80 56w (13 + 13 + 10 + 10 + 10)
ボイスズーム3搭載
アコースティックセンターシンク対応
【購入特典】
SONY PICTURES CORE
2年間見放題/10作品引き換え
※Google TV機能を使用